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380件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

1974-03-28 第72回国会 衆議院 外務委員会 第15号

そしてココムの優等生などという皮肉ともほめことばともつかぬようなことばで言われているのだそうでありますが、こうした吉田書簡以来の伝統的な中国敵視政策のしっぽというものを残存させていくことは、共同声明精神に沿わないのではないかと感ずるわけであります。こういう諸外国のココムリストの実質的な踏み破り行為に対して、どうお考えになっておられるのか。

渡部一郎

1973-03-02 第71回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号

こういうことは、中国側の心証も非常に悪くしておるわけですが、もうここらあたりでそういうふうなものについてはすっきりするように、私が前に国会におったとき、吉田書簡はもう死んだものだ、こういう勇気ある発言をした通産大臣ですが、もうここらあたりで関税の障壁というものは一切ない、アメリカもどこも一緒だ、こういうような方向に進むことができないかどうか、その点ひとつ通産大臣の御見解を伺いたい。

井上泉

1972-08-22 第69回国会 衆議院 商工委員会 第2号

近江委員 それで、輸銀使用について中国に対してそういう非常に明確な線を出されたわけでありますが、明確といっても吉田書簡の問題があるわけですけれども、北朝鮮に対しては、いままで予算委員会等でもお聞きしたわけですが、朝鮮もこのように変わってきておるわけでございますし、今後どういう姿勢で臨まれるか、お聞きしたいと思います。

近江巳記夫

1972-08-22 第69回国会 衆議院 商工委員会 第2号

近江委員 それで、輸銀使用ということを中曽根大臣もおっしゃったわけでございますが、しかし実際にこれに中国が乗ってくるかどうかという点は、これは吉田書簡にかかっていると思うのです。それで、前通産大臣田中さんも、これは事実上はないのと同じだというような、そういう発言もなさってこられたわけです。

近江巳記夫

1972-08-22 第69回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号

これは事実上、どういう表現がいいのか、なしくずしと言うのか、まあそういうことで、かねがね問題となってきた吉田書簡というものが、もう事実上廃棄されるものだと、こう理解できると思うんです。しかし、台湾側としては、日華条約の補完的な役割りを持つのが吉田書簡であるということを高く評価している、そういうまた受けとめ方をしている、こういうふうに伝えられている。

渋谷邦彦

1972-08-09 第69回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号

小谷守君 いまの大臣の御説明でございますと、これは先般わが党の先輩であります佐々木更三代議士が中国を訪問された際に田中首相の伝言として伝えられておりますところの吉田書簡は死滅したという表現と同様なニュアンスを受けるわけでありますが、私はこの吉田書簡に対する評価は佐藤内閣一つの定型化された御説明があったように思うのであります。

小谷守

1972-08-09 第69回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号

小谷守君 中国向け長期延べ払い輸出日中間で問題化した出発点吉田書簡であったことは、申し上げるまでもございません。吉田書簡は、昭和三十九年五月、吉田首相から台湾張群秘書長にあてたいわゆる私信でありまして、その全文は公表されておりませんが、その要点は概略次のようなものだといわれております。  

小谷守

1972-08-09 第69回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号

国務大臣中曽根康弘君) 吉田書簡なるものは吉田首相個人的書簡でございまして、政府間の協定や条約ではございません。したがって、政府はこれに拘束さるべきものではございません。私はかねがねそういうふうにも考えておりましたし、政府もそのように答弁しております。私のただいまの考え方は、吉田書簡というものは現在すでにないものである、効力なきものである、このように考えております。

中曽根康弘

1972-05-31 第68回国会 衆議院 外務委員会 第19号

このような状態で日本が、あるいは吉田書簡問題にいつまでもひっかかっていたり、あるいは今後のココム対策とかチンコム対策がいままでどおりでは、進まないと思うのです。こういうふうにアメリカが恒久的な通信機械中国に出したということ、ココムチンコムとの関係、それらについて全般的に大臣考え方をまず伺っておきたいと思います。

松本七郎

1972-05-16 第68回国会 衆議院 商工委員会 第21号

○加藤(清)委員 吉田書簡を破棄して、あるいはもう忘れて、輸銀融資をこれまた考えるという考え方大臣は何度も表明されております。したがって、輸銀融資までするだけの余裕があり幅があるならば、当然共産圏との貿易において円建て契約を認めてしかるべきだと思うのです。  そこでもう一度念を押しておきます。それじゃ、円建てで契約してこうしますと持ってきたら通産省は許可いたしますですね。

加藤清二

1972-04-27 第68回国会 参議院 予算委員会 第19号

それともう一つは、例の、御承知のような吉田総理からアチソンでしたかにあてた書簡、いわゆる吉田書簡の中を見ましても、あるいは日華平和条約の締結されたときの交換公文ですね、これを見ましても、やはり私は日華平和条約適用範囲というのは、当時としては台湾及び澎湖島に限られておったと、私は、そういう立場からこの条約は締結された、そしてまた、そういうふうにすることのために将来の日中間関係を非常に憂慮された総理

矢山有作

1972-04-27 第68回国会 参議院 予算委員会 第19号

次に伺いたいのは、吉田書簡の問題がいまだに解決つかずにおるのですが、   〔委員長退席理事白井勇君着席〕 これは、私が承知しておりますのは、六十五年の二月の国会ですね。ここで佐藤総理は、吉田書簡私信であるが内閣拘束される、こう言っておいでになる。このことは私信私信と言いながら、その私信政治レベルにまでみずから高めた発言なんですよ。

矢山有作

1972-03-23 第68回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号

小林さんは日中議員連盟の事実上の幹事長役として非常に御活動であり、裏のことも知っておられるので、吉田書簡廃棄ということについて正面から、からめ手から、何とか答弁を引き出そうと努力をされておるのを拝見して、ずいぶん御苦労なことだと思っておりますが、これに対応する田中通産大臣の御答弁も、佐藤内閣という重しもございまして、非常に御苦心の御発言であるというふうに私は思うのであります。  

川崎秀二

1972-03-23 第68回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第4号

私は吉田書簡などというのはなるべく触れたくない、こう思っているんですが、どこへ行っても吉田書簡質問が出るから、答えていわくということにならざるを得ません。吉田書簡というのは、御承知のとおり、三十八年八月——三十八年は私は大蔵大臣でございましたが、クラレのビニロンプラント輸銀融資が行なわれたわけでございます。

田中角榮

1972-03-21 第68回国会 衆議院 商工委員会 第5号

先ほども、この前の委員会でも、田中大臣は、吉田書簡については拘束されない……。確かにそうなんですけれども、ところが向こうではやっぱり拘束をされておるわけです。今回の視察の状況を見ましても、たとえば日航には乗らないとか、あるいは帝人ですか、工場視察の申し入れをしても行かないとか、そういう原則というものを非常に守るという姿勢を打ち出してきておるわけです。

近江巳記夫

1972-03-21 第68回国会 衆議院 商工委員会 第5号

田中国務大臣 それは明確に申し上げておりますとおり、吉田書簡拘束を受けません。拘束を受けませんということでございまして、あなたがいま申された三つの表現とはちょっと違うわけでございますが、拘束を受けません。遅疑と逡巡くらいの差はあるかもしれませんが、いずれにしても、拘束を受けないということでございます。日本語としては非常に明確な解釈だと思います。

田中角榮

1972-03-21 第68回国会 衆議院 商工委員会 第5号

川端委員 この間予算委員会一般質問のときに、あまり商工委員会で聞くから田中通産大臣答えてくれぬがと言いながら、吉田書簡の問題に対して外務大臣とやりとりをいたしたことはお聞き置きを願ったと思うのですが、私は中国との貿易のことを考える場合に、中国感触から感じますのに、少なくとも日本輸銀を使わしてやるのだというこの考え方では、中国は現時点においては受け入れない、こういう感触を持っているのです。

川端文夫

1972-03-17 第68回国会 衆議院 外務委員会 第4号

○福田国務大臣 吉田書簡は申し上げるまでもなく吉田総理総理をおやめになったあとで、時の国民政府張群秘書長に対して差し出した書簡でございます。したがってこれは全く個人の間の書簡であります。しかもその吉田さんはもうなくなられちゃった、そこでこれが廃棄論というのがありますが、廃棄というのは一体どういう手続をとればいいのでしょうか。

福田赳夫

1972-03-17 第68回国会 衆議院 外務委員会 第4号

のことであるというふうなこともありましたし、対日三原則についても、これは何も固定的にこちらは絶対にどうだこうだということを言っているわけじゃなくて、交渉の過程においてやりたい、いま福田外務大臣は中華人民共和国に対しては非常に積極的な姿勢を示しておるという点についてはもう疑いの余地がない、これだけははっきりしておるということをわれわれとしてははっきり認識するわけでありますが、たとえば、くどいようでありますけれども、もう一度重ねて、吉田書簡

正示啓次郎

1972-03-16 第68回国会 参議院 外務委員会 第4号

いいんですが、吉田書簡廃棄すべしと、こういう議論がありましてね、それに私どもはひっかかるんです。つまり、廃棄する。これは吉田総理個人として書かれた手紙です。総理をおやめになってから、張群秘書長にあてて出した私信です。その吉田さんはおなくなりになっている。その手紙廃棄せいと言っても、廃棄手続をどうするのか、むしろ教えてもらいたいくらいなものなんです。

福田赳夫

1972-03-16 第68回国会 参議院 外務委員会 第4号

しかし、やり方はいろいろあると思うんで、たとえば輸銀の問題だとか吉田書簡の問題だとか、最近いろいろ動きが出てきて、それは政府も意識してやっておられるんでしょうけれども、この吉田書簡は、最近、これはもう効力がないんだということを声明するとか、そういうことはしないと、こういうふうに言っておられるようです。これはそのとおりでいいですか。

田英夫

1972-03-15 第68回国会 衆議院 予算委員会 第16号

○福田国務大臣 吉田書簡これは私どもの頭の中には全然ありません。これは皆さんがおっしゃるものだから吉田書簡ということばを出さなければならぬわけですが、私の頭のどこにも、もう吉田書簡という考え方はありません。吉田書簡は何だといえば、吉田首相のこれは私の手紙です。吉田さんはおなくなりになっておる。

福田赳夫

1972-03-14 第68回国会 衆議院 商工委員会 第2号

田中国務大臣 吉田書簡というのはこれは個人的な書簡でございまして、政府がこれを取り消すとか取り消さないとかいう筋合いのものではございません。これは一貫した政府答弁でございます。どうもこの吉田書簡というのが問題になっていることも事実でございますし、取り消すことができるならばそれも一つの方法だとは思いますが、いま御指摘になったように吉田さんはもうなくなられておるわけでございます。

田中角榮

1972-03-14 第68回国会 衆議院 商工委員会 第2号

松平委員 それから貿易関係でもう一つ伺いたいのですが、この間大臣は参議院のたしか本会議において答弁されているのですが、共産圏に対する吉田書簡の問題についてですが、吉田書簡があるけれども中国に対しては輸銀延べ払い制度を使う、ケース・バイ・ケースだ、こういうことを大臣はおっしゃっておったようですが、吉田書簡というものは、吉田さんがおらないわけなんです。これを取り消すことはできませんか。

松平忠久

1972-03-01 第68回国会 参議院 本会議 第6号

日華平和条約が締結されたとはいえ、これは当時の、昭和二十六年十二月二十四日付、ダレス国務長官あて吉田書簡を見ましても明らかなとおり、中国との間に平和を回復するための全面的措置をとることを究極の希望としながらも、当時、国連で代表権を持っていたのが台湾政府であったという事情から、やむを得ず過渡的、限定的性格を持った日華平和条約を結んだものであります。

田渕哲也

1972-03-01 第68回国会 参議院 本会議 第6号

また、たとえ輸銀使用を認めたとしても、吉田書簡がある限り中国側の反応が期待できないのではなかろうか。吉田書簡について政府は、すでに死滅したものである、廃棄すべきであるとかないとかという性格のものではない、こうしております。しかし、台湾政府は明らかにこれに相反する態度を示しており、また、中国側もこの廃棄を要求しているのであります。

黒柳明

1972-02-29 第68回国会 衆議院 本会議 第8号

また、日華条約締結の約三カ月前にダレス大使にあてた吉田書簡で、「究極において、日本の隣邦である中国との間に全面的な政治的平和及び通商関係を樹立することを希望する」と述べておられます。将来における中国全体との関係樹立を展望していたことも、この際特に想起すべきではないかと存ずるのであります。

野田武夫

1972-02-28 第68回国会 衆議院 予算委員会 第5号

吉田書簡は、これは輸銀に関する問題でありますが、私どもは最近におきまして、この輸銀使用問題につきましては中国は他の国々との間と同様に前向きでこれに対処するという考えにいたしております。これに関連して吉田書簡はどうだということでありますが、これは一個人手紙でございまして、これを廃棄するとかしないとかいう問題ではないのです。

福田赳夫

1972-02-28 第68回国会 衆議院 予算委員会 第5号

経済的にも頭越しが行なわれる危険がある――危険じゃない、そういうことも予想されるというように思うので、それを考えますと、少なくとも日本もあの例の吉田書簡ですね、それとココムに関する明快な従来の懸案としての態度、処置、これをしませんと、私はどうも経済の頭越し米中の間に行なわれるだろうと思います。たいしたことはまだありません、事実。

原茂